はじめに
今回は前回に引き続きiPhoneに元から搭載されている写真編集機能に関する記事となっております。なお、前編は【明るさ調整】、後編は【色調補正・その他効果】となっております。もしよければ、前編もご覧くださいね。
手動編集
まず、iPhoneを使用した手動での編集の流れを復習しましょう。
- iPhoneの写真アプリから編集したい写真を開く
- 右上に表示される「編集」をタップ
- 編集項目を選択
- スクロールバーを左右に動かして好みの値に定める
- 右下の「✓」マークをタップして保存
では、さっそく編集項目の使い方と特徴を詳しく見ていきましょう。
色調補正
写真に鮮やかさが欲しい時には色調補正を使用しましょう。色調補正を使うと写真全体の色味がはっきり・鮮やかさがプラスされます。iPhoneには4種類の色調補正が搭載されています。
彩度

彩度とは写真全体の色の鮮やかさを調整する機能のことです。プラスに動かすと写真の鮮やかさが一気に鮮やかになります。マイナス方向に100%動かすと鮮やかさが0になるため、モノクロ写真になります。
自然な彩度

自然な彩度は先ほどの彩度よりも自然に写真の鮮やかさを調整できる機能のことです。彩度はすべての色に均一に補正される一方で、自然な彩度は主に彩度が低い部分に補正されます。全体的にバランスよく仕上げたい時は、彩度よりもこちらの自然な彩度を使用することがおすすめです。
温かみ

温かみとは一般的にホワイトバランスの調整といわれる機能のことを指します。プラス方向に動かすと温かみのあるオレンジみのある色合いになります。一方でマイナス方向に動かせば、青みのある冷たい印象の色合いに仕上がります。食べ物やお花など色味が重要な際は、この温かみをプラス方向に調整することがおすすめです。
色合い

色合いも温かみと同じく、ホワイトバランスの調整です。しかしこの『色合い』は『あたたかみ』とは色味が異なります。プラス方向に動かすと赤みのある画像に、マイナス方向に動かすと緑実のある仕上がりになります。あたたかみと合わせて調整することでより理想に近い写真に近づけることができるでしょう。
その他効果
明るさや色調以外にも編集できる機能がiPhoneには搭載されています。
その他効果には4種類あります。
シャープネス

シャープネスを使用すると、被写体の輪郭を強調できます。数値をあげるとその分だけ輪郭が強調され、くっきりとした印象になります。適度に使用することで、まるで画質をあげたように見せることができるので、被写体を強調させたい場合は使用することをお勧めします。
精細度

精細度は陰影とコントラストを調整する機能です。輪郭強調+陰影調整というイメージでこの機能を理解していただければ大丈夫でしょう。数値をあげることで輪郭が強調されつつ、陰影も強調されます。シャープネスと陰影調整のバランスが難しいと感じる方は、この精細度で一括調整がおすすめです。
ノイズ除去

ノイズ除去は写真の細かいザラつきを和らげてくれる機能のことです。暗い場所で写真を撮影したときに気になるザラつきなどは、このノイズ除去で解消できます。夜景の写真には非常におすすめした機能ですね。数値をあげすぎてしまうことでぼやけることにつながるので調整の際には注意が必要です。
ビネット

ビネットとは、写真の四隅の明るさを調整する機能のことです。マイナスに動かすと写真の隅から白く変化し、反対にプラス方向に動かすと隅から黒く変化します。
終わりに
今回はそのようなiPhoneに元から搭載されている写真編集機能に関する記事の後編として、【色調補正・その他効果】についてお送りしました。次回は、iPhoneに搭載されているフィルターについて見ていけたらと考えております。
ここで得た知識を活かして、ぜひ皆さんもiPhoneの画像をより良いものに編集してみてください^^

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