
はじめに
眉は顔のパーツの中で1番と言っていいほど、人に印象を与える上で重要な役割を果たしています。
その重要性は知っているものの、メイクやお手入れが1番難しいパーツでもあり、
多くの人の悩みの種になっているのではないでしょうか。
前回の眉メイクの前編では、眉の形が与える印象の違いと顔の形別のおすすめの眉を紹介しました。
そこで、今回の後編では、眉のメイクの方法について眉の形別に紹介していきます。
眉メイクの基本
まずは、眉メイクの基本からです。

一般的に眉の位置は、眉頭、眉山、眉尻で決められます。
眉頭の位置としては、小鼻のくぼみの真上あたりと言われることが多いです。
眉山は、黒目の外側の縁から目尻の真上の間までで、これは眉全体の長さや形に影響を受けて変わってきます。
眉尻は、長めの眉の場合は、小鼻と目尻の延長線上で、短めの場合は、口角と目尻の延長線上と言われています。
そして、眉尻の高さとしては眉頭の下のラインと同じ高さか、それよりも少し上であるくらいが理想的です。
眉メイク用品
次に、メイクをする際に用いるメイク用品について紹介します。
スクリューブラシ

まずは、スクリューブラシです。
眉の毛流れを整えたり、メイク後にぼかしたりするために使われます。
眉のメイクをする際は、始めに毛流れを整えてから行うことで、描きやすくなります。
スクリューブラシは、メイクの時だけではなく、眉をカットしたり、形を整えたり、
お手入れの時にも使うので、1つあると重宝します。
アイブロウパウダー

2つ目は、アイブロウパウダーです。
アイブロウパウダーは名前の通り、粉で色をのせていくものです。
眉の輪郭がはっきりとしすぎないため、ふわっとした自然な優しい印象になるのが特徴です。
眉の輪郭を描いた後に内側を埋めていく際に用いられます。
ぼかしやすいため、失敗しても修正しやすく、メイク初心者にもおすすめです。
アイブロウペンシル

次に、アイブロウペンシルです。
アイブロウペンシルは、パウダーと違って、1本ずつ描くことができるため、
眉の書き足しや輪郭の縁取りに用いられます。
細かい線を書く際には、ペンシルがおすすめです。
アイブロウリキッド
そして、アイブロウリキッドです。
リキッドは皮脂や汗に比較的強いので、消えやすい眉尻などに部分的に使われることがあります。
また、眉の輪郭を作るのにアイブロウリキッドを使うとペンシルで眉を書き足すのが少しやりやすくなります。
アイブロウマスカラ

最後に、眉の形には直接影響はしませんが、アイブロウマスカラも眉メイクには欠かせません。
眉と髪色が合わなかったり、眉に立体感が欲しいときだったりに用いられます。
眉の色が変わるだけで、一気に垢抜けるので、眉メイクのポイントの1つとも言えるでしょう。
眉のメイク方法
この眉の基本の位置とメイクの際に使用するメイク用品を押さえたところで、
これをもとに、それぞれの眉の形にあったメイク方法を紹介します。
前編で紹介したように、眉の形は、上がり眉、アーチ眉、平行眉、直線眉の4種類です。
上がり眉
上がり眉は、眉頭の位置を目頭の真上か基本の位置より少し内側にすることによって、キリっと引き締まった印象を与えることができます。
まずは、眉の上下のラインが斜め上方向に直線になるように眉山に向かって描き、そのあとに、描いたラインの間を埋めていきます。
眉尻は短めにスッとぼかすのがコツです。

アーチ眉
アーチ眉は、丸みのあるカーブを自然に消えていくように描くのがポイントです。
まずは、眉山の位置を決めて、眉山から眉尻に向かってカーブを描くようにラインを描きます。
アーチ眉の場合は、眉山は黒目の外側の縁あたりで作るとバランスの取れた眉になります。
次に、上下のラインを眉頭より少し内側の位置からカーブを描くように眉尻のラインまでつなげます。
眉頭の部分の角度は45度から60度程度にし、流れに沿って毛を足すように描くのがポイントです。
そして、眉の下側のラインはあまりぼかさず、上側のラインだけ毛流れに沿って、ぼかしていきます。
最後に、縁取った内側を埋めていきます。
アーチ眉は、濃い色で仕上げると眉だけが強調されて不格好になってしまうため、ふんわりと仕上げるために、基本的にアイブロウパウダーを使い、毛が足りないところに足すときにだけペンシルを使います。

平行眉
平行眉は、上下のラインは、眉頭から眉山まで、地面と平行になるように描き、眉山から眉尻には角度をつけます。
アイブロウはパウダータイプで少し淡いカラーを選びます。
まずは、ペンシルを使って、眉の上下のラインを描きます。
そのあとに、上下のラインをぼかし、アイブロウパウダーでそのラインの間を埋めていきます。
全体的にふんわりと仕上げることと、眉頭から眉山までの角度が上がりすぎないようにして、眉毛が足りない部分を埋めるように描いていくことがポイントです。
また、平行眉は眉山が目立ちにくい形であるため、眉尻が長すぎると不自然に見えてしまいます。
眉尻は消えるようにスッとぼかして、眉尻が長くなりすぎないように注意します。
眉尻の角度や長さは、顔の形に合わせて変えてもよいです。
面長さんは、眉尻を短めに描くことで、顔の縦の長さをカバーすることができます。
ベース顔さんは、眉尻は丸みを意識して角度をつけることで、輪郭がやわらかく見せることができます。
逆三角形さんは、眉尻は丸みを意識して長めにすることで、顔の余白がカバーされ、顎先もやわらかく見せることができます。

直線眉
直線眉も他の眉の形と同様に、眉のフレームを縁取ってから中を埋めるように描くときれいに仕上げることができます。
まず、上下のラインをペンシルで描きます。
下のラインは眉頭から眉尻まで一直線に、上のラインは眉頭から眉山まで一直線に描きます。
次に、眉尻を眉山から少し角度を下げ、下のラインの眉尻とつながるように描き、縁取った中をアイブロウパウダーで埋めていきます。
パウダーで埋める際は、眉の中心部を一番濃くし、眉尻、眉頭の順で淡くなるように埋めていくことで、立体感が生まれやすくなります。

最後に
ここまで、眉メイクの後編として、眉メイクの方法を眉の形別に紹介していきました。
眉は顔の印象を決める重要なパーツです。
メイクやお手入れが難しいのも事実ですが、自分でメイクなどを通して自由に変えることができるパーツでもあります。
その日のシーンや気分に合わせて、いろいろな眉メイクを楽しんでみてください。
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